─── ────── 「ん……」 頭が痛い…ここはどこ? 目が覚めた私はハッとする。 さっき何かを嗅がされて…そこで… 「目覚めたのか、日向」 デュレクさんが静かに入ってきて ベッドに腰掛ける。 「か、帰してください!」 一刻でも早く帰りたい。 「無理だ…ここは吸血鬼界だからな」 吸血鬼界…? 私生きて帰れないのかな?