「あ、私用事あるしそろそろ帰るねー。」
「あ、蘭ちゃんバイバーイ」
「おう、またな。」
「啓二はちゃんと綾送って帰りなよー」
「…はいはい。」
「じゃ、また明日ー。」蘭ちゃんはそう言うと走っていった。
「もし負担になるなら1人で帰れるよ?」
「いや、どうせ家近いんだし、送るってほどじゃないし。」
「ならよかった。」
「それに、お前みたいなやつ1人で帰らせる訳にはいかないし。」
「…なんか言った?」
「なんでもない。俺らも帰るか。」
「そうだね。」