『ハジメマシテ、ボクガTagノシュサイシャダ。ゼンコクニイルミナサン、ミテイマスカ?イマカラ、コノTagヲハジメタイトオモウ。ルールハダイタイシッテイルハズダ。チナミニ、オニハモウキマッテイル。ドコノダレカハシラナイガ、セイゼイガンバッテクレ。イジョウ』

そう言って主催者と名乗った生き物はカメラから居なくなった。

主催者が立っていた後ろにアナウンサーの死体が有った。

「お母さん…!」

「始まったのね」

母は私に比べて冷静に居た。

何故冷静なんだろうと思ったが、聞かなかった。