獅子座流星群






「どこまで本気で言ってるの?」

「むしろどこが冗談だと思ってんの?」


即返ってきたそれに口を結んだ。今さらまた、凍てつく寒さに身を震わせた。


「私達って、会ってまだ一週間近くしか経ってないし」

「そうだね」

「それに東京の男って軽いっていうか……誰彼構わずすぐ女にちょっかい出すイメージだし」

「それは偏見。東京でも今は草食男子と呼ばれる方々で賑わっています」

「……」

「それに、いつ俺が誰彼構わずちょっかい出した?」


ス、と前に立った高橋幸満に肩が跳ねた。私を見下ろす瞳はいつもより少し鋭くて、思わず視線を逸らすと彼の喉仏に目が止まり。


「八重にしかちょっかい出してない」


それが妙に緊張した。


「すげー気になるのは八重だけだ」


こいつも男の子なんだって思うと、緊張した。