幼なじみ〜君の背中を追いかけて





放課後


「有里いっしょにかえろーぜ」
「うん!」
「用事あるから体育館よっていいか?」
「いいけどどうしたの?」
「レポート提出しなきゃいけないんだよ」


そっかおもいわたしは
悠くんの後をついていった
世間話や昨日の番組の
ねんとんずのみなさま
について、弱いものじゃんけんを
したりしながらあるいていた



そして、体育準備室

「げっ先生いねーじゃん」
「ほんとう
っきゃ」


あれ、痛くない
悠くんが気づいてくれて支えてくれた
地面のコンセントにつまづいてしまったみたい

もうこのどんくささどうにかしてほしい



悠くんの顔が近づいてくる

え、キスしちゃう?
目をつぶって待っていたら

優しいいつもの悠くん
のキスをした



ん?って待っていつもと違う?

ん?ん?



「ブーっブーっブーっ」