「じゃあなんで、点数が伸びないのよ!?」
「そんなの知らないよ」
いつのまにか、喧嘩腰になってきてしまった
「模試はできたの?」
「三社懇談までわからない」
「そうなの、でも、こんな点数で有里が行きたい
 大学行けると思ってるの!?」
「私だって頑張ってるんだから」
「頑張ったって結果が出なくちゃ意味ないでしょ」
「次の模試で結果出なかったら携帯没収するから」
お母さんが強い口調でいった
「勝手なこと言わないでよ」


それだけ言うと私はバタバタと階段を駆け上がった




「ひどいよ」
部屋に入った途端あふれる涙
私だって頑張ってるんだよ
お母さんが見ようとしないだけだよ
夜は仕事でいない時もあるし
私の勉強してる姿を見てないからそんなことが
言えるんだ…。
「うっ…」
なんだか、涙か止まらなかった
しばらくベットに顔をうずめ泣きまくった

「やらなきゃ」