「はーい!!みなさーん!!元気ですかー?!」





「「「元気でーーーす!!!!」」」





「わー!!元気な子がいっぱいでのんすごく嬉しい!!」






「きゃー!のんさーん!!」




「こっちむいてぇぇー!!」








えーー、私もこのノリでいかないといけない??キャーキャーキャピキャピしてるのを??



なんで、こんなことになったか………



学校所有のドームに召集をかけられ、そこで待機してると突然舞台にやってきた、のんという人。
その瞬間あのキャーキャピの世界に突入した、なんか無駄に後ろ付近が空いてるなーって思ったけど………







「今日はーのん達で考えた毎年恒例のゲリライベントを始めたいと思いまーす!!」





「「いぇーーーい!!」」





「今回も豪華な景品があるので皆さん頑張ってくださーい!!」




「「はーーい!」」






「ではでは、今回のイベントは………」








ゴクッと誰かの唾を呑み込んだ音が聞こえた







「狙え☆狐さん!!でーーーす!!」










………。






え?なんて言った?






「ルールはかんたん!これから皆さんに狐の尻尾を渡しますので、相手の尻尾をゲットできたらポイントゲット!ちなみにポイントゲットしている相手の尻尾を取ると、そのポイントが自分に付与しまーす!!ポイントが高い人から順にランク付けされまーす!開始は10分後にスタートでーすあっ!尻尾無しさんはここに集まってくださいね!」





そう言い切って、のんさんはパチンと指をならすとここにいるみんなに狐の尻尾が出た。






「のんの仕事は終わったのでこれにてドロン!!」





ポンという音を残し、煙とともに消えたのんさん。あたりはシーンとしていた