最後の龍の華②

なごやかに進む空気に、心がスーッて洗われる感覚に陥る。




10年前のことがおきてから、私の中には殺伐とした思いがあった。
黒々とした危ないもの、きっといつか弥生が言っていたようにいつ溢れだして爆発するかわからない。





そんなものが今、私の中から薄れていくのが感じられた。






いつか、この黒い思いが消え去る事ができるのだろうか?
そんな事を思いながら、みんなの会話を聞いていた。






「さてさて、後は弥生と翡翠だけですね」





「そうね、どんな質問でもどうぞ」





「じゃあ、俺から……今まで何してた??」






「えーと何?ストーカー?」




「違うわ!ボケェ!!!」





ちょっと、思っていた内容と違うから……
びっくりだわ。
素晴らしいツッコミも頂いたけど………






「じゃあ、なんでそんな事聞くの??」







「そのだな」





「うん?」







「だから…………」









「うん」










そんな恥ずかしい事なのか?と思うぐらいもじもじとしている翡翠。
なんか、ニヤニヤしてきてしまう。