最後の龍の華②

「……そうね」



返事をした私に黙って聞く弥生




「私には、 悲しむという考えが持てないの。そりゃあ小さい頃は持ってたと思う、父と母に甘えてて、自分のも言うのも変だけど私って意外にわがままっ子だったのよ??」





昔のことを思い出して、思わず顔が緩む。
俯いている弥生を見つめながら、続きを言う。





「感情の爆発が危険だということはわかってる。だって蚯呀がそうだったし………だからって私が爆発しないなんて言い切れないし、だからそうならないように努めてるつもり………」





「だけど!!!」






何かを言おうとする弥生にかぶせるように、言い放つ。






「じゃあ、弥生たちが作ってよ」





「はぁ?」





何言ってんだ?こいつ。
みたいな顔されてるけど、もう一回言う。





「私の泣き場所………作ってよ。そこまで心配なら」






私の言ってることがわかったのか、琥珀がニヤリと口角をあげる。
弥生はまだ呆けてるけど………





「上等だ。ならこれからここに毎日来い」





「えっ。なんで、そんな話になるのよ」




「作れって言ったのは、龍華だろ?」




「そりゃあそうだけど…………」




「じゃあ、異論はないな」





もう何も聞かないみたい感じで、目をつぶってしまった琥珀。
そういうことを言っているんじゃないんだけどなー
私にも予定とかあるから、拒否権がほしいんですけど………





まぁ、その都度言っていけばいいっか。







目線を呆けてる弥生に向ける。





「怒ってくれる弥生は優しいわね、心配してくれてるんでしょ?」





「………龍華が何かをやらかさないように、釘をさしただけだ」




そういって、そっぽを向いたけど耳が赤いわよ。
照れてるのがまるわかりだわ。