私とあいつの関係 *ステキな婚約者*

「意味分かんないから……」



「分かってるくせに~。なっ、“王子”♪」



「それやめろ」



 にやにやしながら藍斗が言った。



 まあ、呼ばれるのは別にいいんだけど、毎朝門の前であいさつしてくるのとかはやめてほしいけどな。



「ほら、そろそろ戻るぞ」



「ほ~い」



 俺たちは教室に戻った。