とりあえず藍斗には婚約のこと言っておかねぇとな。



 俺は昼休みに話すことを決め、午前中のか授業をいつも通りに受けた。




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 昼休み──。




 俺たちは今、あまり使われていない空き教室に来ている。



 ここは別館にあるから人があまり来ないんだ。



 だからほとんどさぼったりするときは(ほとんどしないけど…)ここに来ている。




「で、話って?」



 藍斗が話を切り出していた。