開けてみると、そこにはやっぱり一宮学園の制服や教科書など学校生活に大切なものが入っていた。




 時計を見ると刻々と時間が過ぎていってる。



 佐々木さんがいつ迎えにきてくれるか分からないけど、早く準備しなきゃ!



 大急ぎで中から制服を出し、着替えた。



 そのあとはもとからゆるふわな髪をとぎ、軽くメイクをした。




 終わったらドレッサーの中の自分を見ながら、私は笑った。



 “大丈夫”、“うまくいく”と心の中で思いながら。