「そんなことだと思った。どうせ無理やりだろ?」



 颯真の言葉に私はコクンと頷いた。




「まあ、大丈夫だろ。俺もいるし、あの学校で仲の良いやつ作ればいいだけなんだし」



「……うん……」




 励ましてくれてるんだろうな、颯真。




 ……私もうじうじしてないで切り替えなきゃ。




「ありがとう、颯真。……私、着替えてくるね?」



 そう言って素早くリビングから出た。