「まあ、とりあえず今日のお昼に黒崎家と会食することになったの。だから、華音よろしくね」



「……え? う、嘘……」



 いきなり聞かされたのに、いきなり会食って~! 何でよぉ~!




「嘘じゃないわよ。 なるべく早く、準備してね? じゃあ!」



「いやいや! ちょっと待って……」



──バタンッ──

 ママは私の話を最後まで聞かず、リビングを出て行った。



 本当、どこまで自由な人なんだろう……。