いきなり耳元でそんなことを言われた私は、肩がビクッとなってしまった。



 そしてきっと顔は真っ赤。




 言った本人は私の顔を見て、にっこりと微笑んで自分の部屋に入って行った。




 なっ……。



 何なのよ、いったい……。



 フラフラとした足取りで私は自分の部屋に入り、近くにあったベッドにダイブした。



 驚くことに、自分の部屋は私が朝までいた部屋の置き方とまるっきり同じ。



 まあ、部屋の構造が違うからすべて同じじゃないんだけどね……。