「じゃあ、いったん部屋に入りますね?」



 私は何だかすっごく疲れてたから早く部屋でゆっくりしたかったの。



 だからそう告げると……。




「ふ~ん……」



 と、意味深に呟いた。



 えっ、なんかいけなかった!?



 と、内心ビクビクしていると、そっと私に近づいて来た。



 そして、私の耳元で「夕食までには出てきてね? 夕食、作ってよ」と言った。