「あれ~? 照れてる~。可愛い♪」



「ちょっと莉奈ぁ!?」



「あははっ。華音、恐っ」



 そうやって教室の中ではしゃぎまくる私たち。



 そんな様子を颯真や藍斗くんが微笑ましそうに見ていた。




 いつか、学園中に「颯真はいとこじゃなくて婚約者です!」って言いたいなぁ……。



 まあ、それはパパたちが許可を下ろしてくれるまでは無理だけどね。



 まだ世間に公表する準備が整ってないらしいし。