「あのね、美華ちゃんから聞いたかもしれないけど来週の日曜日に私が経営してるブランドの新作商品のお披露目パーティーがあるの」



 うん。これはママに聞いたとおりだね。



「そこでなのよ! その新作商品のイメージに華音ちゃんがぴったり合ったわけよ♪」



 ルンルン気分で言う咲良ママ。



 イメージに合うって言われてもねぇ……。



「だからぜひ華音ちゃんにモデルをやってもらいたいの」



「……えっと……」



 キラキラと目を輝かせて私を見てる咲良ママに、言葉が詰まる。