そんなある日の日曜日──



♪~♪~♪~♪

 と、愉快な音楽を鳴らした私の携帯。



 いったい誰だろう?



 そう思いながら電話に出た。




「もしも……『あっ、もしもし華音~? おはよぉ』」



 電話の相手は……。



 聞かなくても分かる。ママだ。



 さすがに私の言葉を遮って話す人はこの人しかいないしね。