でも、好きって自覚しても俺たちの関係は“婚約者”。



 華音も俺のことを好きとは限らない。



 いや、絶対にない。




 でも、なんとしてでも華音を振り向かせてやる。



 覚悟しとけよ?華音。




 俺は空を見上げながらそう心の中で宣言した。