「ありがとう」



 人に料理を作るのが初めてで味が大丈夫か心配だったけど、大丈夫そうだね。




「ってか、華音。学校どうだった?」



 と、突然颯真が聞いてきた。



「う~ん。まあまあ……かな?」



 私は莉奈がいてくれたおかげで今日1日、寂しい思いをしなくて済んだ。



 それには本当、感謝だね。



「そっか。でも、明日から大変だろうな、きっと」



「……?」