匂いはとろけるような甘い匂いがした。
この花は香水にもできそうだなとアリスは思った。
「お味はいかがですか?」
「とっても美味しいです。」
そう言って私はアーサーに向かってくしゃっと笑った。
「あなたのお口に合ってよかったです。」
そう言うと、アーサーはすぐそばで咲いていた花を一本とってアリスの右耳にそっと置いた。
「このお花には申し訳ないですが、アリスに似合うと思いまして。思わすちぎってしまいました。」
そんなことをサラリといったアーサーに対し、アリスは少しだけ顔を赤くした。
「あ、ありがとうございます。」

