次の日、お母様は意を決してお母様のお父様である私のお爺様にそのことを話したらしい。
すると、お爺様は
「王様と会っていたなんて、こんな大事なことをなぜもっと早く言わないんだ。わしらは娘がお世話になってるというのにあいさつもろくにしてないじゃないか。お前失礼な態度はとってないだろうな?!」
お母様はただ、お父様と会っているということだけを話しただけなのにとても怒られたらしい。
そして、プロポーズをされたことを言ったらお爺様は耳の鼓膜が破れるかっていうくらい叫んだらしい。
「一週間だけ時間をもらったの。それでね、自分の気持ちはしっかりしてるの。でも、クロード様と私とじゃ立場が違いすぎて…」
そう言うと、お爺様は
「確かにそれはそうだな。わしらと王様とじゃ立場が違いすぎるし、一緒になったとしても価値観が違い過ぎてお前が辛いだけだろう」
「やっぱり、やめっ…「だがな」
お爺様は続けた。

