中学3年生 春


『え…?ご、合格?』


相川 仁菜。只今、絶句中です。


勉強は得意な方ではない…むしろ苦手。

でも『華のJK』になりたくて、必死に勉強した。死ぬ気でやった。




んで、今日が合格発表。



私が受けたのは、県内のとある高校。

女子生徒が少ないらしいけど、制服可愛いし…校則もあまり厳しくない。



「仁菜!!受かったか!?」


『あ…雅樹…』


こいつは幼馴染の荒井 雅樹(あらい まさき)。保育園からずーっと一緒。腐れ縁ってやつ…?


『う…受かった…受かったよぉお!!!!!!!』


「え、ま、まじ!?!?」


周りの目も気にせず、2人でキャッキャッと騒ぐ。


『う、嬉しい!!やばい!!どうしよう!!』


「いや待って俺も嬉しい!!!」




ついでに言うと、雅樹は私より馬鹿だ。