* * * 隣に座ってるのは巳波。 木の枝で、 ¨す き¨ 地面に書いてから、 あたしのほうを見て笑う。 巳波、大好き。 幸せで幸せで 他に言葉が見つからない。 * * * ───プツン そこで目が覚めた。 夢か。 なんかショックかも。 ポカンと空いた心の穴。 もう少し、夢に浸っていたかったな。 枕の横のケータイは、光ってない。 受信メール0件。 気が向かず、あたしが巳波にメールすることは、なかった。 .