「優。
どーしたらいい?」
『うーん‥
これから巳波の家遊び行くから、言ってあげるよ』
「え、でも───」
このまま、巳波との関係を断ち切って、接点を持たないようにするのか。
本当のことを話して、また友達以上恋人未満の関係に戻るのか。
あたしの中で迷いの渦がグルグル回る。
『いいから言ってあげるよ。
言わなくて、本当に後悔しない?』
優の言葉に、あたしの答えは1つしかない。
だって。
「後悔する!
絶対する!
全部嘘だもん。
あたし、巳波のこと好きだもん」
誰に何を言われようと、あたしは巳波が真っ直ぐに好きだから。
失いたくない。
離れたくない。
手放したくない。
巳波が、1番好き。
今の関係を失ったら、後悔する。
自分で思った以上に、あたしには巳波しか見えてなかった。
───ガチャ
また一筋の雫の後をなぞった時、帰ってきた未来がドアを開けて入ってきた。
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