Jewel Memory*2つ年下




いつもより遅かった返信。



距離…置こう…かぁ。




メールを開いた瞬間、寂しかった。


巳波が、もっと遠くへ行っちゃう気がして。



不安だった。


不安で埋もれちゃいそうだった。



実際、あたしだって強くない。


距離置くのなんて、そんなの嫌だよ。




だけど、仕方ないよね?


あたしたちの関係がバレたら、巳波が困るもんね。



友達に冷やかされちゃうよね。


巳波が考えて出した答えだから。


あたしは巳波の言う通りにする。




信じなきゃ。

ちゃんと、信じなきゃ。



バレるのが嫌なのも、

距離を置くのも、


あたしのこと、嫌いになったからじゃないよね?

巳波があたしを好きでいてくれてるって、

信じていいんだよね?





ついさっきまでは、帰りに巳波に会えた嬉しさでいっぱいだったのに。



あっという間に、寂しさのが嬉しさより遥かに勝っちゃった心の中。




学校行く楽しみ…なくなっちゃった。





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