この夏の終わり。



あたしは恋することの、

幸せを知りました。




大好きなキミに、

少しだけ近付けた夏。




沢山電話して、遊んで。




今は薄い思い出になっちゃったけど。



この頃のあたしは、
ただ恋に夢中で。



キミが本当に大好きで。





全てを捨ててでも、

キミには、
そばにいてほしくて。



離れたくなくて。



キミが離れていくことを考えた時、

怖くて泣いちゃったんだ。




人1倍、寂しがり屋で泣き虫になったあたし。



夜、巳波に会いたくなった日々。



辛さに対して、涙を流すことしかできなかった。





寂しさを埋めるためのメールも、

巳波とじゃなきゃダメだったよ。




寂しさを作るのは巳波。


でも、寂しさを埋められるのも巳波。

キミでした。






あたしには、この先の未来なんて分からない。


何も知らない。





だから祈るよ。

願うよ。







¨大切な人がそばにいてくれますよーに¨







あたしの幸福の夏。

大切な記憶の欠片。





.