* * *
8月2日正午すぎ。
「ただいまぁ〜〜」
そこには、
部活から帰ってきた未来がいた。
「朝ね、優からメールあって、
巳波と一緒に2時頃来るってさ」
あたしの話に耳を傾けながら、
重そうなエナメルバックをテーブルの上へ置いてる。
「ふーん。
巳波と一緒に来るんだ。
あっ、そう、巳波ってば部活来ねーの。
サボりじゃんっ!」
かと思えば、
今度はブツブツ文句を言いながら、
部活の日誌を取り出して早速書き出す。
未来の感情と表情の豊かさには、憧れるよ。
「由紀乃っ、お腹すいたー」
「うん」
「うん、じゃねーよ。
用意するから手伝って」
相変わらずあたしたち姉妹は、
未来のがしっかり者。
しかも怖〜い。
「待ってぇ〜」
「待ってじゃない!
ほら、ケータイばっかりいじってないでっ」
あ、プラス、未来はママみたい。
別にいーじゃん。
あたしにとってケータイいじりは安らぎの一時、なんだから。
っていう反抗はしないでおこう。
どーせまた怒られるもんね。
.


