「・・・見たいなら勝手に見れば?
でも、誹謗中傷的なコメントは
受け付けないから。」
「は?
なんで、俺がそんなこと言うと思ってるの?
だって、愛望可愛いのに?
うわー、無自覚だね〜」
可愛い……
私にとってその言葉は
褒め言葉でも何でもない。
逆に傷付けられてるような気がする。
「どうせ……
あんたも、あいつと同じよ……。
私の気持ちも分からないくせに
可愛いとか、無自覚とか言わないでよ!」
あ……つい大声で叫んじゃった…!
周りの人たちが、ジロジロと見てくる。
……なんか、やってらんない。
もう、やだ……。
こうなったら、逃げてやる!!
私はドアを開けて、目的地も決めないで
ひたすら、走った。
ーーーーー

