†白亜学園†[BL]

市「じゃあ早めに食堂行くか。制服に着替えてこいよ」



紅「了解」



一旦自室に入り、荷物のなかから制服を出した。



深緑のブレザーに薄黄色のシャツ、ダークグレーのチェック柄ズボンだ。



ネクタイは一年が赤、二年が青、三年が白だ。



制服に袖を通していく。





が、



ネクタイで手が止まった。



紅「どうすんだろ」



いつも、他の人にしてもらってたからなぁ。



出来ないと判断した俺は、なにもはいってない鞄と変装グッズを手にリビングに向かった。



ソファの上に鞄をなげて、洗面所に行く。




そこでは市太郎が髪の毛と格闘していた。



くせっ毛ぽいもんな。



市太郎のよこにいき変装道具を付けていく。



市「すげぇかわるな、やっぱ」




紅「そっか?まぁいいけど。なぁ後でネクタイ結んで」



市「できねぇの?」



紅「あぁ」



市「ん、わかった」



市太郎がニコッと笑う。




こいつもカッコイイな…