†白亜学園†[BL]

紅「相良先輩、入寮手続きをしたいのですが」



悠「悠紀でいい。入寮手続きってことはお前が噂の編入生か?」



紅「噂?」


悠紀先輩(←そう呼ぶことにした)が口元に手をあてて考え込む。




あの口の悪さがなかったらもも姉に紹介してやるのに。(←自分のことは棚上げ;)



悠「そう、確かすっげえ難しい編入テストを満点で突破したとか」



紅「あの幼稚園児でもとけそうな簡単なテストのことですか?」



もも姉にいつの間にかやらされてたんだよねぇ。


30分で終わったからいいけど。




悠「幼稚園児でもとける!?マジでいってんのか?」



紅「ええ。簡単すぎたんで驚きましたよ」




悠「お前頭いいんだな;」



普通だと思うんだが。



紅「とにかく入寮手続きを」



お腹すいてきたんだよね。



悠「ああ、っとほれ。これに書いて」



出されたボードの紙にさらさらと書き込む。




紅「はい、書き終わりました」




悠「じゃあカードキーは配布済だから、部屋は1001だ」




紅「じゃあ、失礼します」



悠「いつでも来てくれていいからな」



紅「はい」



悠紀先輩に背を向けてエレベーターを探した。