✳︎クリストファー side✳︎
ーーー太陽がとうに沈んだ夜。
ついに来た、この日が。一ヶ月前から待ちに待ったこの日が。
今、俺はクラーク家の前に来ていた。
…シェリル。今助けるよ。
こんなに穢れてしまった家から君を解放してあげる。
この俺が。
「早く来ませんかねぇ」
シャロンが入りたそうにウズウズしている。…俺もだが。
何を俺たちは待っているかというと、
「皇太子様!シャロン‼︎」
ルーナの報告を待っていたのだった。
「屋敷の中は大丈夫か?」
ある程度ルーナが中の護衛を倒してくれている手はずだった。
…敵は少ない方がいい。
「ええ、もちろんでございます。
むしろ抵抗ナシ、ですね。
シェリル様を救出するのに反対する使用人はほとんどここにはおりませんから。
みな、シェリル様の味方です。
味方ではないのは前々から当主夫妻に仕えている輩だけです。
前当主に仕えていたことがあり、前からシェリル様を慕っている者がほとんどですから」
ニコッと笑って言った。
ーーー太陽がとうに沈んだ夜。
ついに来た、この日が。一ヶ月前から待ちに待ったこの日が。
今、俺はクラーク家の前に来ていた。
…シェリル。今助けるよ。
こんなに穢れてしまった家から君を解放してあげる。
この俺が。
「早く来ませんかねぇ」
シャロンが入りたそうにウズウズしている。…俺もだが。
何を俺たちは待っているかというと、
「皇太子様!シャロン‼︎」
ルーナの報告を待っていたのだった。
「屋敷の中は大丈夫か?」
ある程度ルーナが中の護衛を倒してくれている手はずだった。
…敵は少ない方がいい。
「ええ、もちろんでございます。
むしろ抵抗ナシ、ですね。
シェリル様を救出するのに反対する使用人はほとんどここにはおりませんから。
みな、シェリル様の味方です。
味方ではないのは前々から当主夫妻に仕えている輩だけです。
前当主に仕えていたことがあり、前からシェリル様を慕っている者がほとんどですから」
ニコッと笑って言った。
