・約束

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「ママ~早くっ」



「ちょっと待ってよ。雅紀!
 そんなに早く走ったら転ぶわよっ!!」


「アッ!これ!!」
雅紀は大きなパネルの前で立ち止まった。


「雅紀~早すぎだよ…やっと追いついた…」


「ママ。これ、うちにあるポスターと同じだね」


「ん?」
雅紀が指さしていたのは雅也の巨大パネル…




「ふふっ。ホントだね」

「ママ、このヒトのことすきなの?」



「…うん。ず~っと昔から…ね」

「ふ~ん」


「…でも、雅紀が一番好きよ!
 大事な、大切な宝物は、ココにいる」






「…戻ってこないか?春夏」
振り向くと、部長がいた。