優奈は涙菜を横抱きにしてなんともない様に歩き出した。

「ちょっ!・・・ゆ、優奈ァ!?」

「えっ?何?」

「えっ・・・何って君を抱えてるだけだけど?」

「そうだけど・・・私重いし・・・優奈だって今日知り合ったばかりなのに・・・」

「もう君は友達だから、それに大丈夫だよ。」

「・・・(~///)」

「涙菜?顔が・・・」

「!っ・・・な、何でもない!!」

 涙菜は顔を赤くしながら優奈にしっかり掴まっていた。
 そして、優奈と涙菜は涙菜の家に着いた。

「送ってきてくれて有難う。」

「どういたしまして」

「その・・・また・・優奈の家に行っていい?」

「うん、勿論!!」

「また会おうね。」

「うん、いつでも着てね。学校のとき意外。」

「うん、分かった。じゃーね、バイバイ」

「うん、バイバイ」

 そして涙菜と優奈は自分の家に帰っていった。
 彼と彼女の運命は美しいヴァイオリンとフルートの音色のハーモニーのように合わさったばかりであった。