ヴァイオリンとフルート

 涙菜と優奈は大会の曲を練習した。

「涙菜、大会は明日だから「月光」は簡単にしておいたよ。」

「有難う優奈。」

 涙菜は記憶力は良い方だ。優奈が簡単にした「月光」は直ぐ暗譜できた。

「覚えた?」

「うん、優奈のお陰で何とか。」

「じゃ、早速合わせてみよう。」

「うん。」

 涙菜と優奈は「月光」を演奏した。


「♪♪♪♪♪♪♪♪♪ ♪♪♪♪♪♪」

 相変わらず2人の息はピッタリだった。
 この綺麗に奏でている曲は近所にも聞こえている。煩いと言ってくる人間は1人もいなかった。

「♪♪♪ ♪♪♪~」

 演奏が終った。

「優奈!綺麗に出来た?」

「うん、これなら大会でも大丈夫だね。」

「うん。」