ヴァイオリンとフルート

「ほんと、御免。で、2人共出るんだね?」

「はい。」

「(頷く)」

「じゃ、僕は君達をエントリー帳に書いてくるから、因みに名前は?」

「僕は、夜光 優奈です。この子は夕闇 涙菜です。」

「優奈君と涙菜ちゃんね。わかった。じゃ、行って来るよ。ちょっと待っててね。」

 佐藤はレジの方へ行ってしまった。

「涙菜。大丈夫?大会って言うほどだから人が沢山集まるよ?」

「・・・大丈夫・・多分・」

「無理しなくてもいいよ?嫌なら断ってくるよ。」

「だ、大丈夫だよ。折角優奈と演奏できるし・・・」

「・・・そうだね。僕も涙菜と演奏したいから。」

「私、頑張るよ・・・」

「うん、頑張ってね。僕も協力するから。」

「有難う。優奈・・・」

 話しているうちに佐藤が戻って来た。

「お待たせ、訊くの忘れちゃったけど君達何の楽器で演奏するの?」

「涙菜はフルートでいい?」

「(頷く)」

「じゃ、僕はヴァイオリンで、」

「じゃ、優奈君はヴァイオリン、涙菜ちゃんはフルートでいいんだね。」

「はい。」

「わかったよ。そう書いておくよ。じゃ、明日の夜7時に着てね。あっ、それと楽器は自分で持ってきてね。曲名は当日訊くから。」