ヴァイオリンとフルート

 涙菜と優奈は色々な楽器を見た。
 ヴァイオリン、フルート、ピアノ、クラリネット、オーボエ、チェロ、ハープいろんな物があった。どれも値段が凄く高いが・・・

「優奈・・・」

「ん?」

「これ・・・」

 涙菜は店に貼られてある紙を指差した。その紙には・・・

「演奏大会?」

 優奈は小さく言った。

「君達、出たいの?」

「「?!」」

 突然後ろから声が掛かった。振り向いてみると、其処には40代に見える男が立っていた。その男はまた口を開いて発言した。

「驚かせて御免、僕はこの店の主の佐藤 孝輔(サトウ コウスケ)っていうんだ。宜しく。」

「此方こそ。」

「・・・」

 優奈は返事を返したが涙菜は返事を返さない。やっぱり強度の人見知りの影響だ。