ヴァイオリンとフルート

 二人は植物園を出て街を歩き回った。二人は手を繋いでいた彼等なりの進歩なのだろうか?二人共顔も赤い、会話も無い。ただ、歩き回っていた。

「あの・・・」

 優奈が口を開いた。

「何?」

「店・・・どっかの店寄ろうか。」

「じゃぁ・・・あの店で良い・・・」

 涙菜は指を指した。その指の先には・・・楽器屋があった。

「あの店でいいの?」

「・・・うん・・」

「じゃ、入ろっか。」

「うん。」

 二人は手を繋いだまま楽器屋に入って行った。
 楽器屋には30代~50代のおじさんが沢山いた。2、3人若い人もいた。