黒猫は闇夜を生きる

ユウはランにお気楽に返事をしてドアを開けた



「行ってきまーす」



ユウは流れるように手足を使い、一つの無駄な動きをすることなく部屋の右側に行った。



「じゃあ、ユウから見て左側のスイッチを押せ…」



「これか?よし、ポチっとな」



『ふつ―に古い』



「ちぇー」



そして、彼らがふざけていると、壁に地下に続く階段が現れた。



「これだ…行くぞ…」