黒猫は闇夜を生きる

「ふっ振り切った。なんで女子はサインとか写真が欲しいんだ?圭の方が断然かっけーし」



優斗は意外と鈍感だった。



『優斗お帰り!最後だよ』



と、目の前から声がした。



「蘭か…ったく仕方がねーだろ俺遠回りの道使ったし」



「運動出来るくせに…」



「セーブしてんだよ圭!」



『まあ、入んな話したい事があるし』



と、蘭は二人を中に入れた。