教室に先生が来て話してた人たちも静かになった
「えっとー。
担任の荒木と言います
今日は、来週の親睦キャンプのことと
委員やらなんやら決めたら帰れるから、積極的に立候補してね~」
見るからに若い。
新米?
先生を見てるとツンツンと肘を突っついてきた智也の方を見る
「あんさ、蓮ってやるの?
ばすけ」
小さい声で聞いてきたから、多分やるんじゃない?と答えたときだ
「ほぅ、入学式早々おしゃべりとはいい度胸
お前ら。学級委員決定な」
「 「はぁぁぁぁぁぃ!!!?」 」
「うん、決定
みんな良かったなぁ!
親睦キャンプの実行委員もこいつらだから」
あたしは、頭を抱えて軽く智哉を睨んだ
口パクで
ごめん
と言ってるのがわかったから今回だけは許してあげよう
「なぁ、バスケの見学だけでもいかねぇー?」
放課後、教室で歩を待ってる時に急に智也が行ってきた
「一人で行くの心細いんだよね」
なんて、笑いながら
「明日でいいー?
仕方ないから付き合ってあげる!」
「さすが春姫、さんきゅー!
じゃあ、帰るわ」
「はいはーい!」
智哉は廊下で待っている舞ちゃんのところに行った
智哉に彼女居なかったらいいのにな…
なんて、そんなこと思ってても仕方ないか…「はーるひ!
迎えに来たよん」
廊下から叫んできた歩の方にあたしは走って向かった
他愛もない話をしながら家に帰ると
「春姫、おかえりー!」
出てきたのは拓世と愉快な仲間たち
「なんでいるの!!!?」