Endless Dream

「昔のお前が描いていた『夢の世界』だよ」




・・・・今、自分の心はどんな状態にあるのか。この世界が崩れてしまったら・・・・


1度に不安がこみ上げる。


「このままだったらあたしはどうなるの?」


「夢を見れない人間になる。」


・・・・もう、夢なんか見たくもないのに。何で?・・・・

「あたし、やっぱりこのままでいい」


「は?!」



涙が勝手に溢れ、流れていく。

同時に雨が降り出し、爆発音も激しくなる。





『泣かないで?』




先刻まででは予想も出来ない猫撫で声で、やがみが覗き込んでくる。

スラリとした綺麗な指で凛の涙を拭っていく


「あんたが泣くとね、この世界はあんたの心だから さらに壊れていくわけよ。さっきも言ったよな?だからってワケでもなくないけど・・・

やっぱ女の子が泣いてるのは見たくないんだよ。せっかくの可愛い顔が台無しになっちゃうでしょ?」


「・・・・可愛くなんかないわよっ///」

「あ。照れてる。カワイイー」


頬の涙を舐めるようにキスをした。


「ふひゃぁっ?!////」



「笑ったほうがずっとカワイイよっ!今から此処の偵察に行って来るから、大人しく待ってろよー」



「嫌だ。」


「じゃあどうすんだ?」



「つ・・・ついてっても・・・ぉ・・いい?//」




  ふ わ っ


「キャっ!!」

「しっかりつかまっとけよ!w」



「お姫様抱っこはやめようよぉ~///」