ノンストップメモリーズ





「それは何で?普通仲間を疑う?」


単純におかしいと思った。

仲間だと思い込み、仲間のように話しかけながら、敵かのように疑った。

仲間を裏切るようなことが、何故あの時できたのだろうか。


少し間が空いてから、男は話し始めた。


「俺たちはとにかく未所属だという能力者を拾っている。そいつらは、その時から仲間だ。大切な、仲間」


二度繰り返した“仲間”という言葉に、どのような気持ちがこもっているのだろう。

彼はあたしの目をしっかりと見据えて話を続けた。


「だけどその分、他からのスパイが入ってる可能性もある。怪しい奴でも入り放題だからな」

「......だから、仲間内でも疑うと?」

「ああ、俺らは互いを信頼してはいるが信用しちゃいねえ。...俺も怪しい行動をちょっとでもしたら切られかねねえからな」