顔を上げ、3人の方を見れば、ほんのり口角が上がっているのが分かる。
「...すげえな、そこまで正確に読めるもんなのか」
「ここから右、ですね。行きましょう」
成功、でいいのだろうか。
一先ず認めてもらえたらしい。
ナルは何も言わなかったが、口角が少し上がっているのをしっかりと見た。
このまま頑張ろう。
また慎重に進む3人に、あたしもついていく。
と。
何事もなく3分ほど進んだところでだ。
早足だったから結構進んだのだろう。
話し声が聞こえてきた。
「ほんとにここに来るのか?」
「椿さんが言ったんだ、そうなんだよ」
「ふうん...、にしても、侵入者ねぇ」
「どんな奴らだろーな」
.......あれ。
シズとハル、春野さんまでもが顔を見合わせている。
これはマズいのでは?

