「おう、上等じゃねえの。じゃあ明日、全員でいっちょ依頼と行かねえか?」


満足そうに笑いながら、ハルさんは提案する。

そういえばさっき、見覚えのない紙をハルさんが持っていた。

依頼、来ていたのか。


僕は問題ない。

黙って頷くと、シズさんも無言のまま肯定した。


...イチさんの、実力を見るためですか。

ハルさんの考えは理解できる。

一度能力を見たことがあるらしく、その時も一瞬だったが確実に敵を仕留めたらしい。

僕も、あの現場を見てしまえば気になってしまうのは仕方ない。


後は、イチさんの返事のみ。

そちらを黙ってみると、今度は表情を変えずに答えた。


「依頼の内容は?」

「ある人物の護衛だ」

「分かった」


明日の9時、この場所に集合。

依頼主に言われた時間に余裕で間に合うよう、設定する。