"黙っていれば美少女"
これは散々言われてきた言葉。
というよりも
自分を好いてもらうために私が作り上げた自分だった。
さすがに、いつもすましてて
可愛く振る舞ってるだけでは嫌みな女の子。
これは10歳の時に学習したこと。
私はいじめられてた。
「ちょっと可愛いからって調子のってるよね~」
「男子の前ではぶりっこだし!」
「てかさ、自分可愛いとか絶対思ってるよね!」
「わかる!すごいナルシだよね!」
「まじうざいわ~」
ずっと一緒にいた子たちに
影でそう言われていたのを聞いて分かったんだ。
可愛いだけのぶりっこは嫌われる。
だから私は少しでも
"私は別に自分のこと可愛いと思わない"素振りで
可愛い自分を作っていた。
