遠くて近いあなたへ







「............真優ちゃん、俺が今から

証明してあげる」


「............え................??」




後夜祭の楽しげな音楽が聞こえる。






「俺は真優ちゃんに救われたんだ。

女が嫌いなんて女に言ったの初めて

だし。隣に2人でいれるなんてもっと

レベルたけーけど........できてる。」


「........翔太くんの力だよ」



「真優ちゃんの話聞いて俺色々と

考えたんだ。

このまま手紙交換続けてもいいのか」





翔太くんは空を見ながら話を続けた。






「でも俺さ、真優ちゃんを

笑わせたいんだ、心から。」


「........翔太くん................」





目が合い見つめあっている形になる。