遠くて近いあなたへ






それから私と翔太くんは





私の過去の話、翔太くんの話


好きな歌手とか色んな話をした。






気づくと後夜祭の放送が流れていた。




『これから後夜祭を始めます。

生徒の人は校庭に出てください』






すっかり空は薄暗くなり、

丁度いい空気の温度になった夕方。







「俺がさ、手紙で書いた言葉

覚えてくれてる?」


「え、いつの??」


「真優ちゃんは大丈夫、ってやつ。」





わたしの........支えになった言葉。




こくん、と縦に顔をふる。