魔力なんて全くわからない僕にもわかる…………エリアさんはものすごく強い。


「∮∴∞⇦≫×≒＃≈>=∨±≡≒≧∬」


エリアさんは氷の剣を出した。
そしてものすごい速さでリリィさんに襲いかかった。


　　　　　ガキィンッ！

リリィさんもとっさに木で出来た剣でエリアさんの攻撃を防いだ。


「ねぇ、レン。」

僕は気になった事を迷わずレンに聞いた。

「リリィさんの魔力はどんなものを持ってるの？」


「リリィは　植物、風だな。
　エリアと比べて圧倒的に不利だな。」


確かに……………………でも……どうしてだろう……………………………………………
不利なはずのリリィさんは全く焦った感じを見せない。
何か隠しているのだろうか。


そうこう考えている間も２人は戦っていた。

　　　　　　バキッ！

木で出来た剣は二つに折れてしまった。
それがエリアさんの所に飛んでいき、エリアさんがよけたその瞬間っ！


「＊**＊∞＊＊**＊*>*＊*＊＊*！」

リリィさんはニヤリと笑い、呪文を唱えた。

　　　シュバッ！シュルッ！

「っ！？」


エリアさんは地面から出てきた植物に手足を縛られ呪文が言えないように口をふさがれた。